どうもアンチエイジング研究を楽しんでいる冴です。
今回は意外と周りに認知されていない老化原因である「糖化」とそれの発端となる「AGE」と呼ばれる物質についてご紹介していきます。
AGEの蓄積が老化を加速させる
年齢より老けてみられる――そんなお悩みを抱えている方も少なくはないのではないでしょうか。
その原因に普段食べているものが関係しているといっても過言ではありません。
肌老化には大きく三つの原因があるとされ、
70%と筆頭に挙げられるのは紫外線による「光老化」であります。
そして後の30%は「酸化」と「糖化」なのです。
また身体が「サビ」るのは酸化であり身体が「コゲ」るのは糖化だといわれています。
医学博士の牧田善二先生はご自身の著書にて、
「糖化」とよばれる老化の原因となる現象があり、たんぱく質がブドウ糖と結びついて劣化する反応で焦げたような状態。
この反応で生み出されるのはAGE(Advanced Glycation End Products)であり、「終末糖化産物」と訳される。
このAGEが一度生成されるとなかなか体外へ排出されない厄介な物質であり、〈中略〉ガンなどの重大な疾患とも関わりを持ち、皮膚のシワやシミといった老化現象までとにかく様々な悪影響を与えている。
牧田善二著「図解 眠れなくなるほど面白い 糖質の話」日本文芸社
と糖化から成るAGEによる老化について警鐘を鳴らしています。
抗糖化系女子が現れてもおかしくない…
AGEが含まれる避けるべき食材
AGEて何に入っているの?
と疑問に思われた方のために避けるべき食材を以下にご紹介していきます。
スナック菓子類
美味しいですよね~病みつきになりますよね。添加物に毒されて。
医師である牧田先生はポテトチップスをはじめフライドポテトやドーナツなど高温調理した炭水化物を悪性のすべてを兼ねそろえた食べ物であると喩えています。
ここでいう悪性とは
- AGEを増やす食品
- 糖質の過剰摂取
- 変性した脂質
の3つを指します。
糖質には芋類も含まれるため芋類は野菜と捉えずに炭水化物と認識することが重要であること、そして変性した脂質は、古くなった油つまり調理して時間が経った食べ物に多く見られることを意味します。
それらを踏まえ、その3つが全て当てはまるのがポテトチップスであると彼は指摘しています。
私はヤングドーナツという駄菓子屋さんで売られている小さくて砂糖がビッチリかかっているお菓子が大好きだったのですがしぶしぶ距離を置くようになりました。。
自分へのご褒美に食べたいなぁ
清涼飲料水
AGE測定推進協会のホームページによると
ジュースや炭酸飲料、お菓子、缶詰などの甘味づけに使われる甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEをつくるため、とり過ぎないようにしましょう。
成分表示に「果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「異性化糖」などと書かれている場合は、注意が必要です。
引用元:AGE測定推進協会HP「AGEの多い食品少ない食品」http://www.age-sokutei.jp/food/
このことを知ってから私はジュース類を飲むことを控え、ミネラルウォーターやお茶などを積極的に飲むようになりました。
そのような意識にしただけでも
- 虫歯のリスクを抑えることができる
- 体型維持の一環となる
- ジュース代の費用を節約できる(例:大体150円×毎日5日間×4週間×12ヶ月=36000円)
- 口臭を防止しストレス防止・周りへのエチケットにもなる
思いつくだけでも以上のようなメリットを得られるようになりました。
ジュースやめて本当に良かったです。
AGEを増やさない調理法
AGEは調理法によって量が大きく変わります。
AGE測定推進協会によると
AGEは、「加熱する温度が高いほどより多く発生する」という特徴があります。揚げ物や炒め物は油の温度が170℃~200℃、オーブン焼きは200℃~240℃と高いため、AGEが大量に発生します。
一方、ゆでる、蒸す、煮るといった調理法は水分を使うため100℃までの加熱に抑えられ、発生するAGEも少なくなります。
たとえば同じ鶏肉料理でも、焼き鳥は水炊きの6倍、唐揚げは10倍ものAGEが発生するのです。揚げ物や炒め物ばかりを好んで食べると、AGEが体内に溜まっていきます。
引用元:AGE測定推進協会HP「AGEの多い食品少ない食品」http://www.age-sokutei.jp/food/
以上のように極力火を通さなずに調理することを提唱しています。
また栄養科学博士でありアンチエイジングのスペシャリストとして有名なオーガスト・ハーゲスハイマ―氏は生に近いorローフードが抗酸化力を高めるといいます。
まとめ
今回は意外と見過ごされがちな「AGE」の存在についてご紹介しました。
まとめとして
- スナック菓子をはじめとした揚げ物
- 清涼飲料水
- 極力火を通さずに食べる
ことが糖化を抑制することになり、アンチエイジングだけでなくガンをはじめとした大病の予防にもなることがわかっています。
今回の記事をきっかけに食生活の改善のきっかけになれば幸いです。おわり!
参考文献
牧田善二著「図解 眠れなくなるほど面白い 糖質の話」日本文芸社
米井嘉一「『抗糖化』で何歳からでも美肌は甦る」メディアファクトリー
オーガスト・ハーゲスハイマ―「老けない人はやめている」講談社