剃ることでお顔の印象を大きく格上げする「産毛処理」。
実は、この時に摩擦を意識するかしないかで今後の肌老化のスピードが大きく変化するのです。
この記事ではアンチエイジングを意識した摩擦を極力抑えた産毛の処理方法をご紹介していきます。
そもそも産毛処理のメリットは?
カミソリの大手企業である貝印さんのポータルサイトによると
①肌の明るさがアップし、透明感のある肌に
顔のうぶ毛を剃ることで、毛穴が引き締まって見えることも。さらに、顔を覆っていたうぶ毛が無くなるため、肌の明るさがアップします。②くすみのないツヤ肌に
うぶ毛を剃る際に、うぶ毛だけでなく、くすみのもととなる古い角質や毛穴汚れが除去されるので、透明感のあるツヤ肌につながります。血色感のあるすっぴん風メイクにもおすすめ。③メイクのりのいい肌に
顔剃りをした肌は、ファンデーションがうぶ毛に邪魔されず、生え際まで均一に肌にフィットするので、時間が経ってもムラが抑えられます。また、ファンデーションが毛穴に溜まりにくくなり、夏のメイク崩れも防げます。「顔のうぶ毛剃り」と「スキンケア」という、一見関係のないような両者には密接なつながりがあったということです。肌の状態がよくなれば、メイクの仕上がりも当然変わってきます。
貝印ポータルサイト「貝印、カミソリのすべて」
https://www.kai-group.com/products/kamisori/use/ubuge/
といった女性にとっても嬉しいメリットがあります。
以前に花王のビューティーパワーステーションで美容部員さんに産毛処理はするべきかどうか尋ねたところ、
さん
ええ是非やってください!
やるとやらないので大きく差が生まれます。
とおっしゃっていました。
実際に私も実践してみたところ、お肌のトーンアップが一番に実感でき、やって本当に良かったと思っています。
まずはじめにお肌の状態をチェック!
生理中でお肌が敏感な期間やニキビ等肌荒れが起こっているときは余計にお肌に負担を与えることがあるので剃るのはやめておきましょう。
お肌のコンディションが良い時を狙って産毛処理をすることが一番ダメージを抑えられるためおすすめです。
保湿前に剃るのはNG
お肌が乾燥していると、表面がボコボコしてしまうため、カミソリの刃が産毛だけでなく、皮膚までも剃ってしまう可能性があります。
なので処理する前に予め化粧水や乳液でお肌の水分量をあげたり、シェービングフォームを使ったりすることをおすすめします。
また、P&G社でお馴染みのカミソリのブランドであるジレットのホームページによるとシェービングフォームのメリットとして
1. 保湿作用。シェービングクリームは、髭を剃っている間、髭の潤いを保ち、髭を柔らかく、剃りやすくします。より少ない力で一本一本の髭をカットできれば、より快適なシェービングを実現できます。
2. スムーサー。シェービングクリームは、刃と肌の間に保護用の薄い層を作り摩擦を減らし、切り傷などを引き起こすリスクを最小限に抑えると同時に、切り傷などのトラブルを減らす役割を果たします。
3. トラッキング。シェービングクリームの上から髭を剃ると、どこに刃を当てたかをトラッキングするうえで役立ちます。剃り残した箇所がないか確認できます。
4. 鎮静効果とリフレッシュ。シェービングクリームを使うと、髭剃り後に肌が落ち着き、リフレッシュ感を得られます。
引用元:「シェービングクリームは本当に必要ですか?シェービングジェル&フォームを支える科学」
https://gillette.jp/ja-jp/shaving-tips/shaving-science/why-use-shaving-cream
の4つもの効果を挙げています。これは男性向けの文章ではありますが、産毛を処理する女性の観点からみても大差はないので引用しました。
つまり、剃る前に潤滑油代わりになるものを使用してお肌への摩擦係数を極力減らしましょう。
電気シェーバーでダメージを減らそう
産毛の処理方法にはカミソリや電気シェーバーの二択になりますが
今回私がおすすめするのは電気シェーバーです。
何故なら刃がむき出しになっておらず、直接お肌に当たる心配がないからです。
また出血のリスクがない(=傷つけない)ため初心者でもうまくいきます。
剃った後はしっかり保湿!
乾燥した肌に処理するのと同じくらい絶対やってはいけないことがあります。
それは剃った後に保湿をしないことです。これは肌への外的ダメージを助長させてしまうため、すぐに保湿をすることをおすすめします。
また、保湿の際のポイントとしてアルコール(エタノール)やメントールが入っている化粧水や乳液の使用を避けることです。
これらの成分は肌にのせた時にスッとした清涼感や軽さを演出したり、製品の防腐効果・安定性を向上させるために配合してあります。
しかしその反面、皮膚の乾燥や刺激の原因になる可能性になるため、できるだけこのような成分が入っていない化粧水を選ぶことがポイントです。
参考文献
小西さやか「日本化粧品検定2級・3級対策テキスト」主婦の友社